d_704678 僕らがセックスするチャンス 〜友人の元カノ〜
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「相談があるの。
彼氏が浮気してるっぽくて」
サバサバ系女友達・夕夏からの呼び出し。
それが全ての始まりだった。
「俺なら、お前を裏切らない」
酒の勢いで漏れた本音。
翌日、彼女はフリーになって俺の前に現れた!?
「あっちの相性も調べようよ。
いつかは知らないといけないわけだし」
付き合って0秒でラブホへ直行!?
友人関係から一気に限界突破!
ブレーキ崩壊、勢いで始まる超・密着ラブストーリー!
総字数
約43,000字(読了時間
約1時間26分)
〈本文より抜粋〉
「さっきのって……本気?」
「さっきの?」
「あの、わたしがフリーだったら、口説くかもしれないってやつ」
心臓が、どくん、と一つ大きく跳ねた。
酔いが急速に醒めていくのを感じる。
岳は、自分の唾を飲み込む音を聞いた。
彼女は、慰めや、その場限りの冗談ではないことを確認しようとしている。
ここで中途半端な答えを返せば、それは目の前の友人を深く傷つけることになるだろう。
「本気だよ」
岳は、間を置かずに答えた。
夕夏が、ゆっくりと顔を上げた。
その瞳は、不安と期待が入り混じったような色で揺れている。
「……わたしのこと、慰めようとしているんでしょ。
カレシに浮気されて、可哀そうだから」
「いや」
岳は、その言葉を強く否定した。
そして、自分の中で、この数時間で急速に形を成してきた感情を、そのまま言葉にした。
「夕夏を抱きたい。
おれのものにしたい」
〇
「よし。
じゃ、行こうか、ラブホ」
「……うん、行こ……」
岳は頷きかけ、そして、三秒遅れて自分の耳を疑った。
「えっ?
なに?
今サラッとすごいワード聞いたけど。
ラブホ?」
「次の目的地だよ」
「いやいや、行きたいとこって、カラオケできるところじゃないの?」
「ラブホの部屋でもカラオケできるよ。
テレビでかいし、防音完璧だし。……まあ、やったことないけど」
「いきなりすぎないか?
今、付き合い始めたばかりだぞ。
三分前だぞ、三分前」
「でも」
夕夏は、今度は岳のコートの袖を、ぐいっと掴んだ。
その目は、さっきまでの照れた様子など微塵もない、真剣そのものだ。
「わたしたち、知り合ってそこそこ経つし、今更『お互い仲を深める』間柄でもないでしょ」
彼女の理論は、いつも通り、超合理的だった。
「あとは、あっちの相性を調べようよ。
いつかは知らないといけないわけだし」
〇
岳の全てが、彼女の奥深くまで満たされた。
その瞬間、ラブホテルの部屋の空気が、まるで圧縮されたかのように密度を増した。
シーツの擦れる音も、空調の微かな作動音も消え、ただ、二人の荒い呼吸音と、灼けるような熱だけが、そこにあった。
岳は、自分の内側で、彼女が小さく脈打つのを感じていた。
それは、岳という異物を受け入れ、それに馴染もうとするかのような、健気で、しかし恐ろしく官能的な痙攣だった。
彼は、汗で額に張り付いた髪のまま、彼女を見下ろしていた。
夕夏は、先ほどの絶頂の余韻からまだ抜け出せず、焦点の合わなかった瞳で、今は、自分の中を埋め尽くしている岳の姿を、驚愕と、そして恍惚とが入り混じった表情で見上げていた。
「ああっ……すごいっ……」
彼女の、赤く腫れた唇から、熱い吐息と共に、喘ぎ声が漏れた。
「わたしのナカ……岳ので、いっぱいになってる……」
もっど見せる
情報
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品番
d_704678
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ページ数
81
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発売日
2025/11/24