d_673953 18号が旅館でベジ○タと相部屋に?プライドの高い二人はいがみ合うが次第に…。

旅館の仲居さんに案内されて部屋に入った瞬間、二人は固まった。

布団が二組、しかし間隔はピッタリ隣同士。

「な、なぜだ!

どうして俺様と貴様が同じ部屋なんだ!」ベジータが声を荒げる。

『知らないわよ!

受付で‘カップルさんですね’って言われた時に、否定しなかったアンタのせいでしょ?』18号がジロリ。

「ぐっ……!

あれは……面倒だからだ!」
互いに睨み合ったまま、渋々浴衣に着替え、布団に向き合う。

しかし――
「……貴様の布団、こっちに寄りすぎだろう」
『はぁ?

アンタのがこっちにせり出してんでしょ』
二人は布団を引っ張り合い、ガサガサと音を立てて小競り合いに。

「くっ……俺の力をなめるなよ!」
『こっちこそ!』
結果、二人一緒にバランスを崩し、布団ごとドサッと転がる。
顔が間近に迫り、互いに固まった。

「……チッ、くだらん」ベジータは真っ赤な顔を逸らす。

『……ほんとバカね。
あたしもだけど』18号は笑って息をつく。

気まずい空気を誤魔化すように、襖の外から「ガタッ」と音がした瞬間、二人は同時に振り向いた。

思わず近づきすぎた距離に気づき、また沈黙。

「……まあ……今だけはいいだろう」
『……そうね、今だけは』
布団の中、互いにくっついたまま、ぎこちなくも唇を重ねる。

まるで喧嘩の延長戦みたいなキス。
けれど、それが二人らしい。
もっど見せる

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