d_298332 仙女の里

分け入っても分け入っても赤い山、という具合で紅葉が続く。
そこは仙女が住む富士の樹海だった。

俺は本当に全てに絶望していた。
Fラン大から精一杯の努力で石炭みたいにブラックな中小企業にようやく入りこめた。
朝から大声での朝礼と体操に始まりエンドレスの残業とパワハラで不眠と耳鳴りが止まらず、2年で退職して実家で引きこもるようになった。
最初は同情してくれた親もいつまでも社会に怯えて再就職できない息子に嫌悪感を隠さなくなり、彼らを避けるために俺は完全に昼夜逆転生活を送るようになる。
そして、この世から消えて
もっど見せる

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